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「AGA治療」について知ろう

何をする? 期間は? コストは?

AGAの治療法には、どのようなものがあるのでしょうか。また、病院やクリニックで治療する場合、どこまで対応してくれるのでしょうか。実際にどういったアプローチがとられるのかを、ひとつずつ見ていきましょう。

基本となるのは投薬

AGAの診断の基本となるのは、問診と視診です。毛髪や頭皮に影響を与える生活習慣の確認に加え、額の生え際の状態、前頭部と頭頂部の毛髪が細く薄くなっていないかなどを確認します。

その結果としてAGAと診断された場合、多くの医療機関では、内服薬と外用薬を用いて治療を行うのが一般的です。

●内服薬は原因ホルモンの生成を抑制する

代表的な内服薬には「プロペシア」があります。AGAの原因とされる男性ホルモンの生成を抑制し、薄毛や抜け毛を防ぐ成分フィナステリドを含む錠剤です。この薬は厚生労働省が唯一認可している薄毛治療用内服薬で、もともとは前立腺肥大症や前立腺がんの治療用に開発された薬です。

プロペシアは毎日決まった量を服用します。6か月程度の服用で効果が出始めるとされ、「継続服用で薄毛の進行が止まった」という報告が多くあります。服用を中断すると、再び脱毛症状が進行します。

●外用薬は毛髪の成長と発毛を促す

一方、外用薬は「ミノキシジル」が代表的です。これは「リアップx5」などの育毛剤にも含まれる成分で、毛髪の成長や発毛を促す効果があるとされています。もともとは血圧を下げる降圧剤として使用されてきました。ミノキシジルは、1年以上の長期投与で発毛を促進させる効果をもたらすとされています。

内服薬のプロペシアは薄毛の進行を抑える効果が強く、外用薬のミノキシジルは発毛効果が強いです。この2つを併用することで相乗効果が期待できます。ただし、主な副作用として、プロペシアは性欲減退、ミノキシジルは発疹やかゆみがあります。

1回の治療の費用の目安としては、プロペシアは診察料込みで5000円程度から、ミノキシジル配合の育毛剤は7000円程度から使用できます。

投薬以外のマッサージやサプリメント

投薬以外では、頭皮マッサージやサプリメントの処方も広く行われています。投薬と違い、直接発毛に繋がるわけではありませんが、発毛しやすい環境を作るための治療法と言えます。

頭皮マッサージは血行を促進する効果があり、サプリメントは発毛をアシストする栄養分を補います。患者の生活習慣を規則正しいものにし、発毛の土壌となる頭皮環境を整えることで、薄毛から脱却しやすい方向にシフトしていくアプローチになるわけです。

こうした投薬以外の治療法についても、専門医が、患者ひとりひとりに合ったプログラムを考えてくれるはずです。こちらも投薬と併用することで、より高い効果を期待できるでしょう。

頭皮に直接働きかける治療法も

最近では、頭皮に直接働きかける「育毛メソセラピー」や「HARG療法」を取り入れる医療機関も出てきました。ともに、発毛を促すための有効成分を直接頭皮に注入し、規則正しい発毛機能を蘇らせる治療法です。

育毛メソセラピーの場合は、フィナステリド(プロペシアに含まれる)やミノキシジルの有効成分が主体です。一方のHARG療法の場合は、人間のあらゆる細胞の元となる幹細胞から抽出した成長因子を加え、頭皮の発毛機能を蘇らせます。

●継続した発毛効果が期待できる

これら頭皮に直接働きかける治療法は、成功すれば施術後に継続して発毛効果が期待できます。投薬を止めると効果も止まってしまう投薬治療とは、その点も異なります。もっとも、どれくらいで発毛効果が出てくるかは人よって異なるので、効果を実感するまでに複数回の施術が必要となるケースもあります。

料金は医療機関によって異なりますが、目安として、育毛メソセラピーは1回の施術が3万〜7万円程度、HARG療法は1回の施術が10万円前後となります。副作用の事例はそう多くありませんが、育毛メソセラピーは頭皮の赤みやかゆみといった症状を起こすことがあります。頭皮の血流が増したことによる、副作用と考えられています。

どんな治療法をとるにせよ、気になるところや不安なところがあれば、専門医に率直に聞くのがよいでしょう。そのためにも、自分の症状にあった最適な治療法を提案してくれ、細かなところまで相談できる専門医を探すことをおすすめします。