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AGA治療は本当に有効なのか?

なぜAGAは治療可能なのか、その医学的根拠を理解する

ゆっくりと、しかし確実に薄毛が進行するAGA。ただし、適切な治療を適切なタイミングで施せば、薄毛状態を改善できるのもAGAの特徴です。AGAは、ほかの脱毛症とどう違うのでしょうか。その点を理解すれば、AGA治療をするなら少しでも早いタイミングが望ましい理由も見えてきます。

薄毛となる原因が違う

AGAとそれ以外の脱毛症・薄毛との違いは、その原因にあります。

AGAの根本原因は、薄毛を促進させる男性ホルモンとその受容体、両者を結びつける酵素にあると考えられています。そのため放置しておくと着実に進行し、どんどん髪が薄くなっていきます。治療する場合も、半年から数年単位におよぶ、長期的な対応が必要です。

●AGA以外は、原因を取り除けば髪が生えてくる

AGA以外の脱毛症、たとえば「円形脱毛症」の場合、身体的・精神的ストレスを起因とする自己免疫疾患が、その原因として有力視されています。そのため、円形脱毛症を招くきっかけとなっているストレス因子が取り除かれれば、再び毛髪が元通りになることもあります。

皮脂が過剰に分泌され、毛穴が塞がれることで起きる「脱漏性脱毛症」の場合は、頭皮マッサージや頭皮クレンジング、食生活の改善などにより、皮脂の分泌を抑えることが重要です。がん治療用の抗がん剤など、薬物の作用が原因で頭髪が抜ける「薬物脱毛症」は、原因となる薬物の投与をやめれば、再び毛髪が生えてきます。

毛髪を生む土台が危機に瀕するAGA

AGAの場合、毛髪を生み出す元となる毛母細胞に問題が発生しているため、この機能を改善させることが、すべての治療法のゴールとなります。

AGA対策はなぜ早いほうが効果的なのかといえば、毛髪を生成する毛母細胞が機能しなくなってしまうと、もう髪の毛は生えてこないからです。一度死んでしまった毛母細胞を蘇らせることはできません。毛母細胞が活動できなくなれば、通常のAGA治療では毛髪が生えず、植毛などの手術をするしか方法がなくなります。

AGA対策は早いことに越したことはない、というのは、こうした理由からです。


では、AGA治療はどういったアプローチで毛母細胞を活性化させるのでしょうか。AGAの根本原因と考えられている、薄毛を促進させる男性ホルモン、その発生を促進させる酵素の活動を抑えることが、発毛促進へとつながる、という考え方がその基本にあります。

毛母細胞をアシストするアプローチ

男性型脱毛症の原因は、男性ホルモンのひとつである「ジヒドロテストステロン(DHT)」と考えられています。これは、男性ホルモンの「テストステロン」が、頭皮に存在する「5αリダクターゼ」という酵素と結びつくことで作られる、強力な男性ホルモンです。

このDHTが毛母細胞に反応すると、毛髪の成長が止まり、抜け落ちてしまいます。DHTが増加する要因のひとつに、遺伝があります。男性ホルモン受容体遺伝子が、毛根を包む毛包に影響を与えているのです。男性ホルモン受容体はDHTに反応するため、AGAのリスクが発生することになります。

●すべては毛母細胞のために

たとえば、このDHT発生に大きな役割を果たす5αリダクターゼの働きを阻害するのが、AGA治療薬として知られるフィナステリド(プロペシアに含まれる)です。5αリダクターゼの働きを抑えてしまえば、DHTの発生も抑制でき、毛母細胞の活動の障害が取り除かれます。

もっと直接的に、頭皮にフィナステリド成分などを直接注入する「育毛メソセラピー」も、狙いは同じです。また、すべての細胞の元となる幹細胞の成分を頭皮に注入し、毛母細胞の活動サイクルを正常に戻そうとする治療法が「HARG療法」になります。

有効成分を服用したり塗布したり、直接頭皮に注入したり、あるいは生活習慣や食生活の改善したり、といった対処法は、すべて毛母細胞の活動を正常化させるためのアプローチなのです。